旅行の日が近づくと、天気予報を見る。
晴れなら安心する。
雨なら、少しがっかりする。
でも、本当にそうだろうか。
窓を流れる雨。
霧に消えていく山。
灰色の海。
雨に濡れた森。
露天風呂の水面に落ちる雨粒。
晴れた日とはまったく違う時間が、そこにはある。
この宿に泊まるなら、雨が降ってほしい。
RainyRelaxationが探しているのは、
「雨でも楽しめる宿」ではありません。
雨の日だからこそ、泊まりたくなる宿です。
部屋から雨を眺める。
雨音を聞きながら湯に浸かる。
昼から酒を飲む。
本を読む。
音楽を聴く。
そして、何もしない。
雨の日には、晴れた日の旅行にはない静けさがあります。
今回はRainyRelaxationが、
「雨が降ったら、この宿はもっと面白いのではないか」
という独自の視点から、8つの宿を選びました。
RainyRelaxationの選定について
この記事は実際に宿泊した宿のランキングではありません。
各宿の公式情報などを確認したうえで、立地、客室、温泉、眺望、自然環境などから、
「雨の日だからこそ泊まりたいか」
というRainyRelaxation独自の視点で編集・選定しています。
宿泊料金、客室、設備、営業内容などは変更される場合があります。予約前には必ず各宿の最新情報をご確認ください。
1.伊豆ホテル リゾート&スパ|雨に霞む海を、露天風呂から
静岡県・東伊豆。
伊豆ホテル リゾート&スパは、全26室がオーシャンビューで、すべての客室に温泉露天風呂とテラスを備えています。
晴れた日なら、太平洋と伊豆諸島を望む絶景の宿。
でもRainyRelaxationが見たいのは、もう一つの海です。
雨に霞む水平線。
雲に隠れていく島。
露天風呂の水面に落ちる雨。
灰色になった海を眺めながら、温かい湯に浸かる。
そんな日なら、観光地を何ヶ所も回る必要はないのかもしれません。
この宿では、雨そのものを眺めていたい。
RainyRelaxationが最初に選んだ、「雨の日に泊まりたい宿」です。
RAINY POINT
雨 × 海 × 客室露天風呂
2.食べるお宿 浜の湯|雨の海を、湯の中から眺める
静岡県・伊豆稲取。
浜の湯の前に広がるのは、大きな海です。
晴れた朝なら水平線から昇る朝日。
でもRainyRelaxationなら、雨の日を選びたい。
空と海の境目が曖昧になる。
遠くの島が雨に消えていく。
露天風呂の水面にも雨粒が落ちる。
そんな灰色の海を、温かい湯の中から眺める。
浜の湯には海を望む大露天風呂があり、客室にも露天風呂付きのタイプがあります。
そして名前の通り、伊豆の海の幸もこの宿の大きな楽しみ。
雨の日なら、無理に外へ出なくてもいい。
温泉に入る。
海を見る。
魚を食べる。
酒を飲む。
また温泉に入る。
雨だからこそ、宿から出ない旅を楽しみたい。
そんな一日に選びたい宿です。
RAINY POINT
雨 × 海 × 露天風呂 × 海の幸
3.奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート|濡れた森を泊まりに行く
青森県・奥入瀬。
ここで見たい雨は、海の雨ではありません。
森に降る雨です。
奥入瀬渓流の畔に建つホテルで、渓流に面した客室や、渓流を望む露天風呂があります。
RainyRelaxationなら、晴天だけを待つ必要はないと思うのです。
雨を受けた木々。
濡れた苔。
水量を増して流れる渓流。
霧に消えていく森。
窓を開けなくても、その景色を眺めているだけで時間が過ぎていく。
半露天風呂付きの客室なら、温泉に浸かりながら奥入瀬の自然を眺めることもできます。
海に降る雨とは、まったく違う。
森には、森の雨がある。
それを楽しむために泊まりたい一軒です。
RAINY POINT
雨 × 渓流 × 森 × 温泉
4.黒川温泉 山あいの宿 山みず木|雨音と渓流に包まれる露天風呂
熊本県・黒川温泉。
山みず木は、田の原川の渓流沿いに佇む温泉宿です。
ここでRainyRelaxationが惹かれるのは、露天風呂と自然との距離。
川が流れる。
木々が揺れる。
そして雨が降る。
晴れた日に自然を見るのではなく、
雨の中にある自然へ、そのまま湯船から入っていく。
そんな感覚を想像させます。
雨音。
川のせせらぎ。
湯の音。
それ以外は、あまり必要ない。
黒川温泉まで来たのだから、観光予定を詰め込まなくてもいい。
雨の日ならなおさらです。
雨の日は、湯の時間が深くなる。
RainyRelaxationの「雨温泉」という考え方を、そのまま体験してみたくなる宿です。
RAINY POINT
雨 × 渓流 × 木立 × 源泉かけ流し
5.箱根湯本温泉 ホテルおくゆもと|雨と渓流の音を聞く露天風呂
神奈川県・箱根湯本。
箱根の山あいに佇む、ホテルおくゆもと。
ここでRainyRelaxationが楽しみたいのは、
雨と渓流の音です。
露天風呂のそばを流れる須雲川。
周囲を囲む箱根の山。
晴れた日なら、緑豊かな箱根の自然を楽しめる。
でも雨の日には、その景色が少し変わります。
木々が濡れる。
山に雨が降る。
渓流の音が聞こえる。
そして露天風呂の水面にも、雨粒が落ちる。
遠くの絶景を見る旅ではありません。
雨音と川の音を聞きながら、温かい湯に浸かる。
それだけでいい。
むしろ雨の日だからこそ、外へ出かけず、何度も温泉に入りたくなる。
雨の日は、箱根の音まで楽しむ。
そんな泊まり方をしてみたい宿です。
RAINY POINT
雨 × 渓流 × 山 × 露天風呂
6.箱根芦之湯 松坂屋本店|雨の日は、古い宿に籠もりたい
神奈川県・箱根芦之湯。
RainyRelaxationには、海や渓谷だけでなく、
「雨の日に古い宿で過ごす」
という時間も欲しい。
松坂屋本店は、広い敷地に趣の異なる館が建ち、庭を眺めながら過ごせる温泉宿です。
雨の日。
庭の緑が濃くなる。
屋根を雨が叩く。
湯に入る。
部屋へ戻る。
酒を飲む。
また雨を見る。
観光予定を詰め込む必要はありません。
むしろ雨の日だからこそ、
宿そのものを旅の目的にする。
新しいホテルにはない時間。
古い建物だからこそ似合う雨。
RainyRelaxationが大切にしている「静けさ・情緒・哀愁」に近い一軒です。
RAINY POINT
雨 × 歴史 × 庭 × 温泉
7.白骨の名湯 泡の湯|雨の中、白濁の野天風呂へ
長野県・白骨温泉。
山々の中にひっそりと佇む、泡の湯。
この宿でRainyRelaxationが惹かれるのは、なんといっても大野天風呂です。
白濁した湯。
山の緑。
立ち上る湯けむり。
そして、そこへ雨が降る。
晴れた空の下で入る露天風呂もいい。
でも雨の日には、温泉と周囲の自然との境目が少し曖昧になります。
雨が木々を濡らす。
湯けむりが立つ。
大きな湯船に雨粒が落ちる。
空を見上げれば灰色。
それでいい。
むしろ、そんな日に入りたい。
雨に濡れながら温泉に入るという、小さな贅沢。
RainyRelaxationの「雨温泉」を象徴するような一軒です。
RAINY POINT
雨 × 白濁の湯 × 山 × 大野天風呂
8.雲仙温泉 雲仙宮崎旅館|雲と雨に包まれる温泉宿
長崎県・雲仙。
最後に選んだのは、雲仙宮崎旅館です。
雲仙の山々。
白煙を上げる雲仙地獄。
昭和4年の創業当初から残る日本庭園。
そして、源泉かけ流しの白濁した硫黄泉。
ここでは、雨の日に遠くまで景色が見えなくてもいい。
雲が低くなる。
山が霞む。
庭の緑が濡れる。
湯けむりと霧の境目が分からなくなる。
そんな日にこそ、雲仙という土地の名前まで美しく感じられます。
客室は雲仙地獄側、または日本庭園側に面し、半露天風呂を備えた客室もあります。
外へ出かけるより、
温泉に入り、
庭を眺め、
部屋へ戻り、
また変わっていく空を見る。
ここでは、雨や雲まで宿泊体験の一部になる。
8軒目に選びたい、RainyRelaxationらしい宿です。
RAINY POINT
雨 × 雲 × 庭 × 白濁温泉
晴れなくても、いい旅はできる。
今回選んだ8軒に共通しているのは、
「雨でも困らない宿」
ということではありません。
RainyRelaxationが探したのは、
雨が降ることで、もう一つの表情が生まれる宿。
海に降る雨。
渓流に降る雨。
森に降る雨。
庭に降る雨。
山を隠す霧。
露天風呂の水面に落ちる雨粒。
同じ雨でも、場所によってまったく違う景色になります。
旅行の日に雨マークが付いていたら、
予定をキャンセルする前に、
こんな旅を考えてみてもいいのかもしれません。
「この宿に泊まるなら、雨が降ってほしい。」
そんな宿を、RainyRelaxationはこれからも探していきます。
今回紹介した8軒
1.伊豆ホテル リゾート&スパ
雨 × 海 × 客室露天風呂
2.食べるお宿 浜の湯
雨 × 海 × 潮騒
3.奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート
雨 × 渓流 × 森
4.黒川温泉 山あいの宿 山みず木
雨 × 渓流 × 露天風呂
5.箱根吟遊
雨 × 渓谷 × 霧
6.箱根芦之湯 松坂屋本店
雨 × 歴史 × 庭
7.白骨の名湯 泡の湯
雨 × 白濁の湯 × 山
8.雲仙温泉 雲仙宮崎旅館
雨 × 雲 × 庭 × 白濁温泉
RainyRelaxationから
雨は、旅行を台無しにするものではありません。
雨の日にしか見られない景色があります。
雨の日にしか聞こえない音があります。
そして、
雨の日にしか生まれない情緒があります。
今日の雨を、ただの天気で終わらせない。
Rain Is the Reason.


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